米倉陽子 ご挨拶
私は7才より花ばさみを持ち、母「コマ」の指導のもとに、二代目として米倉華道教室の教授を引き継ぐこととなりました。華道歴は80年となります。
昔は花嫁道具のひとつとしてお稽古されていたことが多かったのですが、近年では自分の感性で、やってみたいことを熟知・熟練したいという、まさに自分の考えでチャレンジされる時代となりました。それと共に、教室に新しいお友達や環境を求めたり、楽しい事やつらい事も話せるコミュニケーションの場ともなっております。
家庭の中に花があるという事は、心の安らぎや優しさ日々の生活に潤いをもたらします。季節を感じる日本人の心や感性をいつまでも忘れない事は、人生においても大事なことではないでしょうか?
池坊のお花は時代の変化の中で、伝統(基本)もしっかり守りつつ、どんどん変化する社会や環境に適応する華道(お花)です。あなたも一度、華道に挑戦してみてはいかがでしょうか?
米倉弥生 ご挨拶
華道歴が37年余となって家庭の中も少しは落ち着いて、やっと京都にある池坊中央研修学院に入学し学ぶことができました。かねてより京都のお家元のもとで、直接勉強したいと考えていたことをやっと実現させることができました。
学院で学んだ池坊の、基本や様々な新しいスタイルのお花を、お弟子さん方にひとつひとつ伝えていくことが、私の大事な勤めであると思い、母と共に一生懸命頑張っております。
教室は、華道を学ぶだけの場ではなく、いつも笑いがたえないお稽古場です。先輩方の話を聞いたり、違う職場の話を聞いたりして、楽しいコミュニケーションの場となっており、私も多くの事を学ばさせて頂いている場でもあります。
ここでの出会いは一期一会、気軽にお花を生けてみてはいかがですか?
お花は、今の自分の心を映してくれるとともに、優しさと潤いを与えてくれるものだと思っております。